例文!豊かな日本語。

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  [ 第8号 ]
2007-07-07(Sat) 10:10:05

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 例文!豊かな日本語。(第8号)

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登録してくださった皆さんありがとうございます!


最近めっきり暑くなりました。
今はサーキュレータで暑さをしのいでいます。
扇風機のような物ですが、冷房や暖房などで部屋の上と下にできる温度差を空気を循環させる事で均一にします。
窓の外に暖気を排出し、反対側の窓を開けて空気の流れをつくれば、体感温度は下がります。
直接、体に風を当てるのが嫌な人におすすめですね。

ネットショップの方はサイドビジネスとしては順調ですが、今売れ筋の冷却ジェルパッドを自分用に購入しようと思っています。卸し価格で手に入るのはひとつのメリットですね。


それでは『例文!豊かな日本語。』ご覧ください。


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●まずは”慣用句”から。

【高嶺(たかね)の花】使用頻度:低

<意味>
高い場所に咲いている花のように、手に入れたいと思っても遠くから眺めるだけで手が届かないことのたとえ。

<用例>
青年2人が仕事帰りに夜道を歩いていた・・・潮風の吹く海岸沿いの道である。

青年A 「あぁ。仕事が忙しくて女性との出会いすらないよね・・・最近。」

青年B 「ま、仕方ないだろ・・・そんな時期もあるさ。」

青年A 「・・・・・・!!」

青年B 「・・・ん、どうかしたか?」

青年A 「・・・ほら、あれ。」

青年Bは気がついた。青年Aが指差している崖(がけ)の端に白い服の女性が立っているのを。
そしてその場所は断崖絶壁(だんがいぜっぺき)で軽装の女性が立ち入れるような場所ではない事を。

白い服の女性 「・・・。」

青年B 「まずいな・・・出たぞ、これは。」

青年A 「ああ、あんな美人を見るのは久しぶりだ。あんな所で何をしているんだろうね。」

青年B 「バカか!あれは人間なんかじゃないぞ、絶対!」

青年A 「確かに。人とは思えないくらいに綺麗だねぇ。」

青年B 「・・・どんな神経なんだよ!おかしいとは思わないのか!?」

青年A 「分かっているよ・・・僕と彼女じゃあ、釣り合いが取れないってね。」

青年B 「だから!あんな場所にいるという事は、だな・・・」

青年A 「僕にとって、彼女は”高嶺の花”。あぁ・・・断崖絶壁が、今日はあんなに高く見える。」

青年B 「・・・高いから断崖絶壁なんだよ。お前、本当に疲れているんだな・・・明日は仕事休めよ。」

白い服の女性 「・・・・・・」


≪解説≫
当初は恐れおののいていたものの、青年Aのあまりの常識離れした立ち振る舞いに恐怖心以上に呆れ果ててしまう青年Bであった。
こんな扱いをされては白い服の女性も立場がなく、2度とこの崖には現れるまいと心に誓ったことであろう。


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●次は”ことわざ”から。

【必要は発明の母(ひつようははつめいのはは)】使用頻度:中

<意味>
どうしても必要だと思うからこそ発明が生まれるのだということ。


<用例>
ある家庭の少年が両親に犬を飼うことを許可された。

母 「犬の世話は自分でするって・・・言い出したら聞かないのよ。」

父 「見上げたものじゃないか。自分の意思で言っているんだ・・・見届けてみるか。」

母 「・・・でも犬小屋まで自分で作りたいって・・・大丈夫かしら。」

父 「言うだろう・・・”必要は発明の母”と。それだけの覚悟があれば何だって出来るさ。」

母 「・・・そうかもね。それじゃあ、様子を見ましょうか。」

こうして少年は、心の広い両親に温かく見守られる事になったのである。

それからしばらくして。。。。。

少年 「・・・ほら、これを見てよ!犬小屋の設計図が完成したんだよ!!」

母 「まぁ・・・本格的なのね。」

父 「ほう。だがこれからが本番だ・・・ちゃんと設計図どおりに作らないとな。」

少年 「もちろんだよ!・・・材料にはベニヤ板を使って軽量化させるんだ、それから雨をはじくように防水コーティングをほどこした三角屋根を犬の背中にジャストフィットさせて固定する。」

父と母 「・・・。」

少年 「本体も同様の仕様で・・・4本の足を出して自由に歩き回れるよう下部に穴を空けるつもりなんだ。完成すれば今までの犬小屋の歴史を塗り替える、移動式犬小屋の誕生さ!」

父と母 「・・・。」

少年 「コンセプトは放し飼い・・・いつでもどこでも野良犬気分。首輪も鎖も、そしていずれは面倒になるであろう犬の散歩も必要なくなるんだ、これは革新的な大発明だよ!!・・・そう思うでしょ!?」

父と母 「!!革新的大発明絶対禁止!!」


≪解説≫
いくら心の広い両親とはいえ、子供の成長を見届けるにはやはり限度があったようだ。
”必要は発明の母”なのかもしれないが・・・発明は必ずしも必要ではないらしい。


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●最後は”同音異義語”です。

【はなす】

<意味>
放す・・・自由にする、逃がす
離す・・・間をあける、遠ざける


<用例>
この家には姉の飼っている小鳥と弟の飼っている猫がいる。

姉と弟が同じ部屋にいる時、鳥カゴに猫がちょっかいをだそうと近づいてきた・・・。

姉 「!!・・・ちょっと、はなしてよ。」

弟 「えっ!・・・いいの?そんな解決方法で。」

姉 「・・・当然でしょう?他に何があるの!?」

弟 「分かったよ・・・。」

弟が小鳥を窓から逃がすそぶりを見せた事に姉は驚いた。

姉 「!!・・・何をしているの!?」

弟 「何って・・・小鳥を”放す”んだよね?」

姉 「そんなわけないでしょう!なに考えてるの!」

弟 「いや、だって・・・猫はすでに放し飼いだし・・・残るは小鳥だけかな、と。」

姉 「・・・”放す”じゃなくて”離す”よ、遠ざけてって言ってるの!」

弟 「えっ!・・・いいの?そんな解決方法で。」

姉 「・・・当然でしょう?他に何があるの!?」

弟 「分かったよ・・・。」

弟が鳥カゴを部屋から持ち出すそぶりを見せた事に姉は驚いた。

姉 「!!・・・何をしているの!?」

弟 「何って・・・小鳥をお姉ちゃんから”離す”んだよね?」

姉 「そんなわけないでしょう!なに考えてるの!」

弟 「いや、だって・・・猫は小鳥に興味があるみたいだし・・・それを見ているのは苦なのかな、と。」

姉 「あんたの猫を鳥カゴから離してくれればそれでいいのよ!!」

弟 「ああ、そうか・・・でも、猫はまた戻ってくると思うよ?離しても無駄じゃないかな?」

姉 「!!話しても無駄なのはあんたの方よ!!」


≪解説≫
もしこんな弟がいたら”離れ”たくなるだろうが、逆に”放し”てくれないかもしれない。
こういう事は”話し”の中だけにしておいてほしいと誰でも思うに違いない。


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∽∽∽ それでは、今回はこのへんで。またのご縁があればうれしい限りです。∽∽∽
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  [ 第7号 ]
2007-06-15(Fri) 11:56:30

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 例文!豊かな日本語。(第7号)

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登録してくださった皆さんありがとうございます!


先日自分の部屋にいる時に、窓の外から普段聞きなれない音が聞こえてきました。
自宅や、近所の家の屋根に当たって音を鳴り響かせるその物体は・・・
”雹”(ひょう)でした。
白くて丸い物体が数え切れないほど空から降ってきたのです。
初めて見た雹がとても新鮮で、驚きでした。
道を歩いていて頭に直撃したら、どれくらいの衝撃なのか想像したり。
・・・今度降ってきたら一度試してみようかな、などと。
でも、異常気象が原因なのかもしれないし、楽しんでばかりいられないのかも。


それでは『例文!豊かな日本語。』ご覧ください。


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●まずは”同音異義語”から。

【どうし】

<意味>
同士・・・仲間。同じ立場の人。
同志・・・同じ目的や考えを持っている人。


<用例>
これはある熱血親子の間に培われた、熱い結束にまつわる話である。
時計の短針が12をさそうとするころ、悩んでいる一人の青年がいた。

青年 「どうしてこの世の中は 黒 のものが、 白 になってしまうんだろう。俺は何も間違えてはいないのに・・・。」

 バンッ!!

 その独り言を耳にしていた父親が突如ふすまを開け、ステテコ姿で現れた!・・・そしてゆっくりふすまを閉めた後、力強い口調で語り始めた。

父親 「大志を抱け、青年よ。強い意志を持ち続ければ良いではないか!白の心で黒の道を進めばいい・・・そういう器用さを身につける、それが 生きる と言う事なのだよ!」

青年 「!!・・・おやじぃ、人の独り言に敏感に反応するんじゃねーよ・・・恥ずかしいじゃあないか!」

父親 「何を恥ずかしがる必要があるのだ?・・・私も通ってきた道だ。同じ道を行く”同志”ではないのか!」
青年 「う・・・お、おやじぃぃ!!」

父親 「・・・息子よ!!」

 バンッ!!

 その会話を耳にした母親が突如ふすまを開け、顔パック使用中で現れた!・・・そしてピシャっとふすまを閉めた後、力強い口調で怒鳴り始めた。

母親 「あんたたち!何時だと思ってんの!?近所迷惑だから、もう寝なさいよぉぉ!!」

父親・青年 「・・・・・・ハイ。」と、返事をした2人はなぜか正座だったそうな。

 そして、時計の短針が12をさしおえたころ・・・静けさは再び訪れた。


≪解説≫
この親子は”同志”というより、今はただの似たもの”同士”かもしれない。
志(こころざし)を貫くにも社会のルールはやはり守らねばならないのであった。


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●次は”ことわざ”から。

【怠け者の節句働き(なまけもののせっくばたらき)】使用頻度:低

<意味>
普段怠けている人は、他の人が休んでいる日にかえって働かなければならないということ。


<用例>
ある日曜日の夜、机に向かう少年の手に握られたペンが、ノートの空白をみるみるうちに単語で埋め尽くそうとしていた。

”怠け者の節句働き”・・・普段使い慣れない言葉が不意に頭に浮かんできた。

少年 (あぁ・・・まさに自分のことだな、と。)

 日曜日だというのにカリカリとノートにペンを走らせ続ける少年・・・とても怠け者には見えない。

”怠け者の節句働き”・・・再び頭をよぎる。

 今日が日曜日であろうと何であろうと・・・月曜日の試験までには時間がないのである。

少年 (これじゃ間に合わないじゃないか。あぁ・・・そもそも何で1日は24時間しかないんだ、もう少し時間があればこんな事には・・・)

少年 (・・・いや、まてよ!・・・1日は24時間だろ!?分に直すと1440分になるぞ。さらに、秒に直したらどうだ・・・!!)

 ・・・まったくもって意味のない現実逃避的哲学の幕開けであった・・・。


≪解説≫
一夜漬けという多くの人が学生時代に体験しそうな出来事だが、この用例に共感できない人には”働き者の節句休み”という言葉を送ろうと思う。
・・・もちろん、そんな言葉は存在しないし、送ってもらいたくもないかもしれないが。


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●最後は”四字熟語”です。

【起承転結(きしょうてんけつ)】使用頻度:高

<意味>
起句で言い起こし、承句で発展させ、転句で転換を行い、結句でそれぞれをうまく結び合わせる形式。文章や話などの構成に用いられることが多い。


<例文1>

『起』
彼は走った。

『承』
彼は走り続けた。

『転』
彼はつまづき、転んだが打ちつけたのはお腹ではなく、なぜか背中だった・・・。

『結』
当然である。なぜなら彼は、後ろ向きに走る癖があったのだ。(そんな人いません!)


<例文2>

『起』
彼は泳いだ。

『承』
彼は泳ぎ続けた。

『転』
彼はいつしか泳ぎ疲れ、頼み込んで警察に手錠を掛けてもらったのだった・・・。

『結』
当然である。なぜなら彼は、黒幕逮捕のために泳がされていたのだ。(”泳ぎ疲れ”って無理あるでしょこの場合!)


<例文3>

『起』
負けず嫌いのおばさんは買い物カゴに安売りの特大かぼちゃを入れた。

『承』
負けず嫌いのおばさんは買い物カゴに安売りの特大かぼちゃを入れ続けた。

『転』
負けず嫌いのおばさんは買い物カゴに安売りの特大かぼちゃをさらにいくつも入れ続けたが、カゴはけして山盛りにはならなかった・・・。

『結』
当然である。なぜなら、買い物カゴは底が抜けていたのであった。(負けず嫌いにもほどがあります!)


<用例>
ある老人と比較的若い男女の会話である。

老人 「”起・承・転・結”・・・ほっほっほ。人生のあり方もまたしかりじゃのぉ。」

男性 「・・・やはり転換の時期はありましたか。」

女性 「それはそうよ・・・むしろ何もない人生の方が、不自然だと思うわ。」

老人 「ほっほっほ・・・あとは、”結”がどこにあるのか探すのみじゃて。」

男性 「・・・急がねばなりませんね。」

女性 (・・・・・・。)

老人 「急がば回れ、とな・・・ほっほっほ。」


≪解説≫
人生について得意げに語り始めた老人でしたが、難問の答えを出すにはもう少し時間が必要のようです。
しかし男性のせかす様な発言は失礼に当たるのですが、上手くかわすような老人の余裕は年の功といえますね。

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∽∽∽ それでは、今回はこのへんで。またのご縁があればうれしい限りです。∽∽∽


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  [ 第6号 ]
2007-05-23(Wed) 11:44:20

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 例文!豊かな日本語。(第6号)

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登録してくださった皆さんありがとうございます!


先日、パソコンの側に置いていた”電磁波サボテン”の元気がないようなので、調べてみると土がカチカチになっていました。
水をやりすぎてもかれてしまうので、やわらかい土と交換しようと思い、
サボテンの根っこから土をはがし始めたのですが、”ブチブチ”と音を立てて細い根っこが切れてしまいました。
その結果・・・新しい土になった次の日、サボテンは以前より、ションボリと・・・。
それを見た作者もまた、ションボリ・・・。
自業自得なのですが、サボテンにはいい迷惑でしょうね・・・何とか自力で立ち直って、サボテン!


それでは『例文!豊かな日本語。』ご覧ください。


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●まずは”ことわざ”から。

【時は金なり(ときはかねなり)】使用頻度:高

<意味>
時間はお金と同じように大切なものだから、むだにつかってはいけないということ。

<用例>
サボり好きのぐうたら社長の会社で働き始めた新入社員の話。

 出社時刻の遅い社長。午前中、社員はその働く姿を見ることができない。

新入社員「社長は午後はどちらにいらっしゃるのですか?」

先輩社員「ああ、いつものところで頑張ってるよ、きっと。」

新入社員「・・・社長室でお仕事中ですか。」

先輩社員「・・・まぁ、その質問を完全否定する事はできないな。ほら、見てみろよ。」

 社長室は廊下の突き当たりにあるのだが、扉は開けっ放し・・・なにやら小声が聞こえてくる。

社長の寝言「”時は金なり”・・・だぞ、むだにしては・・・ムニャ」

 ソファーに横たわった社長の口だけが、休むことなく動いている・・・

社長の寝言「もっと能率よく・・・それは、こうして・・・ムニャムニャ」

先輩社員「ははは・・・な?よく働いているだろう。」

新入社員「・・・そ、そのようですね。」

 ・・・現実世界の『ぐうたら社長』は、夢の世界で『てきぱき社長』として活躍中だ。


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●つぎは”四字熟語”です。

【前人未到(ぜんじんみとう)】使用頻度:中

<意味>
これまでに誰も達成していない、成しとげていないこと。

<用例>
ある日、毎晩のように聞こえてくるイビキを注意しようと、姉がとなりの弟の部屋へと向かった。

 コン、コンと軽く扉をノックする姉。家族といえども最低限の礼儀である。

姉「・・・入るわよ。」

 ガチャリと音をたてて開かれた扉・・・目の前に現れた光景に姉はおどろいた。

 棚の上、横一列に並べられたブタの大群が、そろってこちらを見つめている。

姉「!!・・・ちょっと、そのブタの置物は何なのよ?」

弟「・・・あぁ。貯金箱だよ、全部。」

姉「貯金箱!?・・・貯金箱を集めることが、あんたの趣味なの?」

弟「趣味かどうかは分からないけど・・・集めているのは、小銭だよ。」

姉「・・・つまり、そのブタ達のお腹は小銭でいっぱいなの?」

弟「この中に、お腹をすかせた奴は一匹もいないよ。」

姉(これだけの数の貯金箱をすべて満タンにするなんて、すごい・・・”前人未到”だわ。)

弟「でも問題があるんだ。もう置き場所がなくて、新しいブタの貯金箱が買えないんだ。」

 弟の言葉を聞きながら、姉はゆっくりと扉を閉め・・・そのまま弟の部屋を後にしたのだった。

<解説>
イビキを注意するという本来の目的をすっかり忘れてしまった姉だが、今夜から弟のイビキがブタの鳴き声のように聞こえてしまうことはまず間違いないだろう。

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●最後は”慣用句”です。

【心(こころ)をくだく】使用頻度:高

<意味>
あれこれと気をつかったり、心配したりすること。

<用例1>
ある女性が、入院した近所の奥さんの代わりに子供の世話を頼まれた。

入院した奥さんに”心をくだいた”彼女はここ数日の間、子供たちの世話をしている。

女性「・・・お母さんが帰ってくるまで、私のことをお母さんだと思ってね。」

・・・しかし、彼女は知らない。

彼女が飼っている犬のジョンがいつもの時間にエサがもらえず、お腹を空かせて寂しそうにしていることを。

そして、そんなジョンに”心をくだいて”様子を見に来ている近所の少年がいることを。

少年「・・・かわいそうな、ジョン。」

・・・そして、少年にも知らないことがある。

鼻がきくジョンにとって一番、空きっ腹にこたえるのは・・・少年のポケットから漂ってくる、キャンディーの甘い香りだということだ。

ジョン(・・・夕ご飯の時間帯には、これが一番こたえるんだよね。)


<例文2>
あれこれと気をつかいすぎたり、心配しすぎることは、物事を悪い方向へ向かわせるかもしれない。

だから、彼女はいつも大切なことは自分でするよう、部下に言い聞かせている。

そんな彼女を悪く言う人がいることを知っている僕は、どうしても彼女に”心をくだいて”しまう。

こんな僕に”心をくだいて”くれる人は、いるのだろうか・・・。

≪解説≫
心配してくれる人がいることは喜ばしいことなのかもしれない。
だが、本当に喜ばしい人というのは他人を思いやれる人のことだろう。


∽∽∽ それでは、今回はこのへんで。またのご縁があればうれしい限りです。∽∽∽

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  [ 第5号 ]
2007-05-08(Tue) 10:56:31

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 例文!豊かな日本語。(第5号)

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最近暖かくなったので、家の周りに蜂がよく飛び回っているのを見かけます。
ミツバチやら、アシナガバチはどこにでもいるのでしょうね。
作者はアシナガ蜂くらいまでなら、体の周りを飛び回られてもわりと平気です。
もちろん・・・もっとデカイのが来ると、今度は作者が飛び回ることになるのですが。


それでは『例文!豊かな日本語。』ご覧ください。


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●まずは”四字熟語”から。

【切磋琢磨(せっさたくま)】使用頻度:低

<意味>
同じ志をもつ者が互いにはげましあい競い合って欠点を直しながら向上すること。

<用例>
 ある休日、1人の男性が気の向くままに地元の商店街に足を運んだ。

ある男性(今日は天気が良いな・・・散歩するにはちょうどいい。)

女性「・・・まぁ、安いわねぇ、この店はこんな値段で売っているのねぇ。」

 男性は歩きながら、何気なしに耳に入ってきた女性の声の方に視線をうつした。

子供「・・・ママ!あっちのお店も大安売りって書いてあるよぉ。」

女性「本当だわ・・・この店と、どちらが安いか競争しているのね。」

子供「あ!知ってるよ!”切磋琢磨”って、言うんだよね!」

女性「まぁ!そんな言葉を知っているなんて、すごいわねぇ!」

子供「エッヘン!」

女性「・・・でも、ちょっと使い方は間違っているのよ。”切磋琢磨”っていうのは仲の良いお友達同士に使うの。この場合は・・・ただの潰し合いねっ。」

子供「・・・そっかぁ。将来性のない競争は向上じゃなくて・・・ただの破滅だもんねっ。」

女性「そうね、うふふっ。」

子供「あははっ。」

ある男性(・・・おいおい、どんな親子の会話だよっ!)

 気持ちの良い休日の昼下がり・・・心の中で1人、つぶやかずにはいられない男であった・・・。


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『売れ筋ドットイン』

今、通販で売れ筋の商品を重点的に販売します。
主にインテリア・寝具・ファッション・ダイエット商品などです。
あなたが必要としているものが、きっと見つかる!・・・かも。

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●つぎは”慣用句”です。

【草の根を分けてさがす】

<意味>
さがし残しがないよう、すみずみまですべて探すこと

<用例>
ある工場の昼休み。作業服を着た男達が、腰をかがめ念入りに何かを探している・・・

男A「何としても見つけなければ・・・。」

男B「”草の根を分けてさがせば”見つかるさ。」

男A「これを見つけるまでは、午後の仕事に進むわけにはいかない。」

 その光景を見た人間ならば、見失った部品探しに精を出す、責任感の強いプロの仕事ぶりを信じて疑わないだろう。
・・・これから耳にする男達の会話を聞く事がなければ。

男C「・・・腹が減っては戦(いくさ)はできないからな。」

男B「お前の嫁さん厳しいもんな・・・お茶と弁当代の日払いがおこづかいだなんて・・・。」

男A「節約に関してはうるさいんだ・・・うちのやつ。あぁ、どこへいった・・・俺の弁当代。」

 ・・・どうやら、プロフェッショナルなのは嫁さんのケチぶりのようだ。


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●最後は”同音異義語”です。

【あつい】

暑い・・・気温がとても高い。
熱い・・・物や体の温度がとても高い。
厚い・・・物の表から裏までの幅が大きい。

<例文>
ある学生の夏休みのひととき。

”暑い”・・・この猛暑はいったい、いつまで続くのか。

”熱い”・・・体が熱く寝苦しい、夜が長く感じる。

”厚い”・・・机の上の宿題がやたらとぶ厚い、まるで山のようだ。

先生「そんな物は氷山の一角にすぎないわよ!」

 と、・・・聞こえた気がした。

学生(・・・寒い、とてつもなく寒気がしてきた。今日はとにかく寝てしまおう。)

≪解説≫
手をつけていない真っ白な問題集の山を見ると、雪山の遭難者のように震えあがるのだが、
もはやこうなっては、夏休み明けの教室で火山が噴火しないことを、ただ祈るばかりである。


∽∽∽ それでは、今回はこのへんで。またのご縁があればうれしい限りです。∽∽∽


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  [ 第4号 ]
2007-04-20(Fri) 10:00:45
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登録してくださった皆さんありがとうございます!


みなさんこんにちわ、寒い日も遠ざかり・・・春らしくなってまいりました。
などと、そんな悠長な事言ってられるのもわずかですね。
日本の季節はめまぐるしく変化します、特に春と秋は短く感じて仕方がありません。
・・・最もすごしやすい季節なのに。

服も春物と秋物は着る機会が少く、タイミングを逃すとタンスの中で眠りっぱなしになる服も。
今年こそは春物と秋物をちゃんと着てあげようと思っている作者であります・・・。


それでは『例文!豊かな日本語。』ご覧ください。


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●まずは”慣用句”から。

【釘(くぎ)をさす】使用頻度:高

<由来>
昔の建築は釘を使わないで、木材の切り込みをはめ合わせて組み立てていた。
時代が進むにつれ、念のために釘も使うようになりこのような言葉の元になりました。

<意味>
まちがいをおこしたり約束を破ったりしないよう、あらかじめ注意しておくこと。

≪用例≫
ある男の、口うるさい女房の話・・・

ある男「・・・という訳で、何だかんだとうるさいんだよ。」
男の友人「危険な仕事だから、油断して怪我をしないよう心配してくれているのさ。」
ある男「ああ、数え切れないほど釘は打ってきたが・・・うちの女房にはかなわないからな。」

男の友人「!・・・女だてらに、奥さんも元・大工なのかい?」
ある男「いや、現役の心配性でな・・・家にいる時は、”釘をさされる”のが俺の仕事なんだ。」

≪解説≫
大工の男は毎日、手で釘を打つ。そしてその女房は毎日のように、言葉で釘をさす。
ある意味、お似合いの夫婦と言えなくもない。


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●つぎは”同音異義語”です。

【やせい】

野生・・・動物や植物が、野山で自然に生まれ育つこと。
野性・・・自然・本能のままの、粗野な性質。

<用例1>
家の外では良妻としたわれ、家の中では鬼嫁と恐れられる彼女に・・・至福の時間が訪れた。

旦那(食べてすぐ寝転ぶなんて、行儀の悪い・・・本能だけで生きる動物じゃあるまいし。)
彼は心の中だけで、そうつぶやいた・・・つもりだった。

鬼嫁「・・・何ですって?」
旦那「!?」
鬼嫁「えぇ、”野性”的なおかげでね・・・聴力も獣(けもの)並みなの!」

動揺(どうよう)した旦那の口から、筋違いの言い訳が飛びだす・・・

旦那「わぁ!・・・違うんだよ!え〜と、もうひとつの”野生”の間違いなんだよ!」
鬼嫁「!!・・・私の実家が、ジャングルの奥地にあるとでも・・・思っていたのかしらぁ!?

旦那「!!!」

みるみる青ざめる旦那の顔は、角を折られた青鬼というには程遠く・・・
みるみる赤面する鬼嫁の顔は、まさに赤鬼そのものであった。

当然の事なのだがせめてもの救いは・・・彼女の手には金棒が握られていなかった事である。


<用例2>
”野生”の動物が本能のままに荒々しく、”野性”的に生きているのはごく自然なことです。
・・・しかし、
我が家の鬼嫁が本能のままに荒々しく、”野性”的に生きているのはすごく不自然なことです!


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●最後は”ことわざ”です。

【雉(きじ)も鳴かずばうたれまい】使用頻度:低

<意味>
高い声で鳴く雉(きじ)は猟師に見つかりやすいが、鳴く事さえしなければ撃たれる事もないだろう。

<用例>
1人のスーツ姿の男が、明かりのともっていない一軒家の玄関先で怒鳴っている・・・

男「そこにいるのは、分かっているんだ!
・・・”雉も鳴かずばうたれまい”などと思っているのか!そんな事は通用しないぞ!」

通行人もいない月夜の晩に、男の声がこだまする・・・。
男「・・・逃げるのなら、今のうちだぞ!」

そこから少し離れた民家にもその男の声は届いていた。

ご近所・妻「本当に小心者ねぇ、あの人。空き巣に入られた事はないようだけど・・・。」
ご近所・夫「・・・毎日あれだけ目立っていれば、入りたくても入れないだろうよ。」

≪解説≫
被害者にならない為の行動だがこの場合、誰が加害者なのかは一目瞭然である。
この男が雉(きじ)でなくともうちたくなる、というのは下品であろうか。


∽∽∽ それでは、今回はこのへんで。またのご縁があればうれしい限りです。∽∽∽

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